正社員への道(派遣ネットワークの画期的パンフ作成に思う)

報道によると、パートや派遣の労働問題に取り組んできた、派遣労働ネットワーク(東京・西新宿)が、活動の成果を活かして「派遣スタッフの『正社員』登用マニュアル」を作ったという。

同ネットワークは、派遣の問題に取り組んできた弁護士や東京ユニオンなどのコミュニティユニオンが参加している。地道な活動の結果として、作られたマニュアルなので、かなり実践的な内容であると思う(まだ、現物は見ていないのだが)。

ところで、このマニュアルにもおそらくあるだろうが、派遣から「正社員」(なにか「正」なのか分からなくなってきているのだが)に、変わるとき(転籍になるのだろうか?)、雇用契約をしっかり結ぶことが必要だ。

「正社員」化に伴う、新たな雇用問題も想定しなければならない。

なにが想定されるか?それはます、残業についてである。企業の側は、派遣労働者を自らの社員にするメリットを考える。それは、人件費を「浮かす」ということである。派遣会社に払う、いわゆる「口入れ料」が減るのだから、人件費は単純に考えても「浮く」わけである。しかし、これがサービス残業の横行や、「派遣」のときと同じような低賃金を前提にするのであれば、それは本末転倒である。

派遣から「正社員」へ変わる際には、是非ともその後の雇用トラブルに備えて、きちんとした雇用契約を結ぶべきである。労働組合(派遣時代に手をさしのべてくれなかったような企業内労組はあまり頼りにならないが)に入って権利を行使する方法もあれば、個人加盟ユニオンに入っておいて、必要なときには交渉を行えるようにしておきたい。

くれぐれも、社員になったら、労働条件や労働環境が悪くなった、などという事態は避けねばならない。

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