「新しい生活」ではない、「コロナ後」を見据えたく思います(コロナ事態とアベノミクスについてのまとめ)。

 コロナ事態への政府の対応(都や他の自治体に対しても)には、酷い、でたらめだ、劣化しているなどなど、非難囂々ですが。

 改めて考えれば、そもそも「アベノミクス」がでたらめで、「三本の矢」も追加で出された何本もの「矢」も的外れを続け。そして、経済政策が破綻する頃に、アベノミクスはむしろ政治的・イデオロギー的になっていきます。もともと、東日本大震災後に、民主党政権の破綻を受け、「美しい日本」だとか、「日本を取り戻す」とかきわめて復古的かた国家主義的な装いをもって始まった安倍政権。その目玉の「アベノミクス」も、きわめてイデオロギー的で「幻想的」でした。

 そして、民主党政権やその前の小泉政権の市場原理主義に疲れていた日本は、この安倍政権の「力」と国家=共同性を受け入れたのでは?と思います。だから日本の人々にとってはアベノミクスはその実、内容はどうでも良くて、麻生副総理が口走った「ナチスの手法」と、日本=国家への求心力があれば良かったのです。

 そして、アベノミクスは、経済政策的には満身創痍の状態で、オリンピック(これは再度の国家意識の高揚も期待できる:オリンピック精神ってなんだろう?)、あるいは、いまは消えてしまっている「北朝鮮」との国交正常化=巨額の経済援助(つまり韓国への経済援助と同じように、それは日本の企業に還元される)に、逃げ込める、はずでした。

 しかし。そこに2020年のコロナ事態が発生。

 コロナウイルスとは、きわめて「客観的存在」です。そして、世界は、この新たな事態、未知なる存在に対して、象徴的に動きます。「国境封鎖」が生まれ、そして行き場を失った資本が暴走します。株価は大きく下げたあと乱高下を繰り返し、グローバル化していた実態経済は、動きを止めて、経済成長は大幅にマイナスになりました。

 日本では、アベノミクスの破綻は隠しようがなく、イデオロギー的主観と、対外的緊張関係の醸成(特に東アジア=韓国・中国も国内の「矛盾の拡大・危機」に同じように対応したので、よりその傾向が強まる)での乗り切りを図っていました。しかし、長すぎた安倍政権のもとで森友、桜を見る会などなどの政権腐敗や、官庁のデータ改ざん、データ隠しが相次いで、安倍政権は凋落へと向かいます。

 コロナ事態を「主観的」な、イデオロギー政権である安倍政権で迎えたことは、日本の不幸です。すでに、安倍政権の「お友達政権運営」と、情報・データの恣意的操作が恒常化していた安倍政権は「客観」に対応できなくなっていました。オリンピックも足枷になりました。「カジノ船」であるダイアモンドプリンス号が、日本のコロナ事態の初めだったことも(カジノ利権の腐敗問題と絡んで)不幸でした。最近では、なぜか、このダイヤモンドプリンセス号対応が「上手く行った」などと評価する声がマスメディアから流れることがありますが、冗談ではありません。いまだに実態は藪の中です。

 いま、コロナ事態は、日本では「変異した東京型」が生まれたとかされつつ、相変わらず感染実態が不明のまま、第二波だとか第三波だとか、いや実は第五波になるとか、状況判断が定まらないまま「秋」を迎えようとしています。そして、アベノマスクや給付金下請利権やら「GOTO」問題やら、ヨウ素とかワクチン開発とか新たな利権、腐敗や失政が、途切れることなく起こり続けています。アベノミクスの「膿」が吹き出しているかのようです。

 そして、今後どういう状態が進むのか?

 現状では、極度に主観的でアンシャンレジームな安倍政権が、RNA複製作業という「客観性」しかないコロナウイルス(しかし、安倍政権は、このコロナ事態対応にも「日本の対応は良い」とか「民度が高い」とかの主観的色づけをしようとします)にまったく対応できないこと。そして、やがてコロナ事態が世界的に収束していく時に、日本はズタズタな状態になっているだろうということ。現状の「コロナ事態」対応の中に、コロナ後の日本のあり方が見えないということ(「新しい生活」とかは、泥船対応かつ、業界利権追及でしかありません)。

 だからこそ、当事者である安倍首相は、「隠れる」のです。安倍政権を追及しても、過去の腐敗・腐臭は出てきても、将来の姿はなにも出てきません。繰り返しますが「アベノミクス」はそもそも、客観性のない「国家幻想」(あるいは、人々の希望)しかない。そしてそれに支えられてきたのです。「気分」次第で経済はかなり動くのです。

 私たちは、情報産業資本利権でしかない「新しい生活」などのまやかしにとらわれず、また情報をコントロールしようとする国家主義やGAFAなどの巨大資本と離れて、この社会のあり方を、新しく考えたく思います。
 おそらく「コロナ後」の世界の知性や良心はその方向に向かうはずです。日本でもその流れ・動きを迎えたく思います。「大転換」の時が来ているのです。

 今回は文が、長くなりました。コロナ事態についてあれこれ書くのは、いったん終わりにしたいと思ったからです。そろそろ、ブログのテーマである労働運動の話題に戻りたく思います。
 
※医療現場でコロナに日々対応している方達への敬意を表す色「青」は、ブログの色としてそのままです。オレンジに戻るのは、コロナ事態収束後です。

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