令和とは・・、「令」の漢字に違和感あり。

新元号が「令和」にきまりました。

そのまま読めば「おとなしくしろ」と「命令する」みたいな感じですが(「令」の第一の意味は「言いつけるとか」「申し渡す」ですよね)、どうなんでしょうかね。決まった以上はこれで行くわけですが・・・・。

万葉集からとったとのこと、これは東アジア地域の緊張関係が微妙に反映していて、だから中国古典からの文言は使わなかった?しかし、万葉集は基本は、漢字当て字の「万葉仮名」の世界。だから、その歌からではなく、巻頭文みたいな文章から採用したようです。

ならんはとしては、この情勢で中国古典からはないかな?でも、日本書紀からでは結局昔の中国語だし、そもそも硬い公式文書で、どうするのかな(古事記はそもそも出自が不明のところがあるので問題外)?と思っていました。

ところで、この「令和」、「平成」ほどには実務的な諸文書には使われなくなると思われます(これは他の元号が採用されていてもも同じこと)。そして私も紛らわしくなるので、基本的には使いませんが、やはり「令」の字には違和感。せめて「礼」とか「麗」(画数が多いし、朝鮮半島を連想するということで、却下でしょうが)とか「玲」が良かったかな。あと、頭文字の「R」。音的には令は「L」だと思うけど、日本語のローマ字表記方法にも一石を投じた「令」の採用かも?

さて、4月1日から改正労基法とか、改正入管法が施行されます。しかし、これはボーッとしていると、時間外労働ただ働き(高度プロフェッショナルとかにされて)や、低賃金外国人労働者の使い捨て(必要なときだけ、数年間、日本で低賃金で働いてもらって、その後は保証しない)ということになりかねない、危険な面を持つ法改正法でもあります。

こういう労働分野にまで、「おとなしくしなさい」(令和)じゃ、ないことを祈るのみです。

以下は、加筆。

改めて「令和」の漢字並びを見ると、「令」と「和」がしっくりこない、と感じます。数時間経って、いろいろな人の意見がネット上に出ていますが、やはり「令」が引っかかるみたいで、無理に「令」の「立派」「優れている」という意味を強調する向きがありますが(令夫人とか令聞とか)、これとて「巧言令色」という形で使われることが多く、あまり良いイメージがないです。だからといって「元号に使われたことを機に、良い意味で使う」という意見はね・・・・。それは日本の元号で使ったからといって、漢字の本来の意味を変えることになり、やはり問題が多いと思います。漢字としての「令」は「神の前にひざまずいて、うけたまわる」というような形から生まれているわけですからね。

なんやかやと言っても、今後相当の期間はつきあう「令和」。強引にこの2文字で良いとするならば、「キラキラネーム元号」(これはネット上で誰かが書いていました)。そもそも、万葉集の「万葉仮名」が「キラキラ」みたいな漢字の使い方だから、元号もそれでいいじゃん。という納得。

ということで、元号の話はここまで。あとは時代が、良くも悪くも「令和」を育てていくと思います。

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