猛暑の夏。これは海を熱し続けてきた原発のせいではないのか?

猛暑が続いています。

福島原発事故以前は、こういう猛暑の夏には、「電力の逼迫」が語られ、政府、電力業界、マスコミ一体の、原発推進キャンペーンが行われていました。いわく、「火力発電はCO2を増やす。CO2は地球温暖化の原因である。だから原発が必要だ・・・」。

いまでは、この論理は間違っていることが明かされています。そもそも、原発はCO2を沢山排出するし、効率が悪い発電方式なので、生じたエネルギー(これは危険な核分裂によって)の65%は放出してしまって使えないわけなのです。

放出されるエネルギーは原発の「冷却水」が熱せられた「温排水」です。だから原発が稼働すると、生み出されたエネルギーの65%が海を暖めていくのです(火力発電所も温排水を出しますが、原発ほどエネルギー効率は悪くないということです)。

日本の原発最盛期には、全国各地にある40機以上の原子炉が、海を熱し続けていたのです。恐ろしいことです。さらに、いま日本で稼働している原発は9基(今日現在)ですが、日本の周辺では韓国、中国、台湾の約100基の原発が海を熱し続けています。日本での原発9基は西日本に集中していて、アジアの原発は日本海-東シナ海周辺という狭い地域に集中しています。これで、海水温が上がらないわけはありません。

最近、「地球温暖化」による、異常気象が語られることが多く、今年は連日のように「異常気象」が語られています。しかし、なぜか「原発排水による日本周辺の海水温の上昇」は正面切って取り上げられません。

地球温暖化の原因はCO2よりも、原発にある。少なくとも日本周辺で起きている異常気象の原因の一つには原発があるということが語られない状況はなぜ生じているのか?

かつて原発推進を正当化する論理は「安上がり」(これは福島原発事故で大嘘がわかった)と「CO2排出量を抑え、温暖化をとめる」というものでしたが、まだ、その「温暖化を防ぐ」ろいう大嘘がまかりとおっている?

猛暑の夏。こういうときだからこそ「この猛暑は原発のせいではないのか」というような疑問を持ちたく思います。
そして、いつの間にか9基も再稼働して、大量の温排水を海に流し続けている日本の原発を、早く止めたく思います。

*原発についての基礎知識は原子力資料情報室のサイトから。

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