関東大震災時の朝鮮人虐殺を隠蔽する小池都知事は「都民ファシスト」としかいえない。

小池百合子東京都知事が、関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文を拒んだということが大きな波紋を広げています。小池都知事は「災害に続く様々な事情」として虐殺の事実すら覆い隠す姿勢すら示しているというのだから驚くばかりです。

この文を書く私は、いわば曾祖父にさかのぼってまで東京(江戸)生まれの、いわば江戸っ子です。だからこそ、代々震災時の被害の怖さと、このときの朝鮮人差別と虐殺の恐ろしさを、さまざまな人々から教わってきました(中には、差別・暴行を当然とするような民族差別的言辞や、殺害時に行われたという「朝鮮人の見分けかた」のようなおぞましい話も含まれています)。

大震災時におけるデマ・流言飛語による「朝鮮人狩り」と虐殺は、警察や町内会の荷担もあって拡大したのであり、それは例え戦前であったからといって、差別が当たり前だからといって、とうてい頷けるものではありません。それは日本の歴史における突出した民族差別・虐殺事件なのです。東京都の住民、東京都を始め国や行政機関が、この大震災以降の虐殺の負の歴史を省みて、9月1日を日本人としての、あるいは民主主義日本を作る日として「虐殺追悼の日」とするのは当然すぎることではないでしょうか。

小池知事の「追悼見合わせ」後、墨田区も追悼を見合わせる姿勢を示しました。また北朝鮮によるミサイル発射に絡んで、ゼガ社のゲーム作品発表会においては、男性声優による信じがたい「朝鮮人」発言が出ました。この俳優は東京下町の出身だそうですが、いまも東京の負の歴史の担い手(差別と虐殺の芽)が残っていることを感じます。

小池百合子知事は、き高支持率で都政を「都民ファースト」のカラーに変えましたが、知事就任後は東京新宿区に予定されていた在日韓国人のための学校建設を認めませんでした。朝鮮学校に対する差別的な扱いは石原都政を引き継いでいます。「都民ファースト」とはいったいなんでしょうか?小池百合子氏を領袖とする政治グループは「日本ファーストの会」などという政治団体を作りましたが、このネーミングからグループの思想信条に保守的民族主義的なにおいが漂っていることはわかります。おそらく、自民党に対抗する右派・民族主義的な政党をめざしていくのでしょう。そして、やがて小池百合子氏は国政に打って出るのでしょう。朝鮮人虐殺の隠蔽はそのための保守的「みそぎ」かもしれません。だからといって東京都知事として歴史を隠蔽は許されません。余りの政治的ご都合主義です。

小池百合子氏は兵庫県の裕福な家庭に生まれ育ったといいます。だから東京の「歴史」はよく知らないのかもしれません。大震災時の虐殺をあえて知ろうとしないのかもしれません。しかし、今は東京都知事です。国政に関わる右派政治家が「南京大虐殺」を否定しているように「大震災虐殺」を否定しようというのでしょうか・しかしそれをやれば、立派な「都民ファシスト」です。

小池百合子氏の思想信条の訂正を求めるものではありませんが、都知事として負の歴史を闇に葬るような行為はやめていただきたく思います。


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