ビルマの南部およびヤンゴンにおける洪水と、軍事独裁者の棄民と弾圧強化

ビルマ(ミャンマー)では5月初旬(とくに4日から6日)の集中豪雨とその後の洪水、あるいは引き続きアラカン州(ラカイン州)を襲った暴風雨の被害に対して、軍事独裁権力がなにも対応せず、逆にヤンゴンでは多くの人々を拘束し(日本テレビの現地取材クルーも拘束されました)、寺院での祈りすら許さないような弾圧を強めています。

5月初旬、ビルマ南部およびヤンゴンを襲った豪雨と洪水は過去40年間なかった程のもので、一夜のうちにベッドまで水がおよび、ヤンゴンのダウンタウンは床上浸水となりました。ビルマの軍政が厳しく報道管制をしているために、被害の実態は明らかになりませんが、ロイター通信によると5名の死亡が確認され、衛星写真によると多くの地域が水没したとされています。

ビルマでは2004年12月のスマトラ沖大地震と、それによる津波によっても南部地域で甚大な被害が発生していると思われますが、軍政が全く情報を公開せず被災地域・被災者は放置されたままでした。被害状況すら全く不明です。

今回の豪雨についても、すでに首都をビルマの中部地域のネーピードーに「移転」した軍政はなんら災害被害の回復に力を入れていません。まさに「棄民政策」です。

逆に、軍政は、人々が集まることを極度におそれ、シャダゴンパコダなどに祈りのために人々が集まらないようにし、暴力的な拘束を強化しています。

また、物価の高騰や、米不足も深刻化し、軍政の棄民政策(一方では北朝鮮との国交回復などに見られるような、食料を外国に売り渡し、武器をその見返りに得ようとしている愚策も)に対する批判も高まり、何年もの間表面化してこなかったビルマにおける反軍政行動も活発化しています。各地で集会やデモが行われたとの情報、そして多くの人々が拘束されたとの情報があります。

いま、ビルマでは政治的緊張が高まっています。

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